伊豆大島へ

今年のGWは伊豆大島へ行ってきました。
東京都の島、今まで旅先として浮かんだことはなかったのですが(小笠原は行ってみたいとずーっと思ってました)近くて自然いっぱいで、とてもよかった!

《三原山の噴火口》

大島といえば椿

大島の名物といえば、椿。
他には明日葉とかくさやとかあるけれど、ヘアケア用品でおなじみの椿油が一番私にとっては身近でした。

その椿油絞りができるというので、家族みんなで参加させていただきました。

実家に椿の大木があって、昔から椿の実には馴染みがありましたので、それがどうやって油になるのかがとても興味深かったのです。

まずは実をすりつぶす

乾燥させた椿(ヤブツバキ)の実をウスで細かくすり潰す。

これがとっても重労働。。
かなり細かくする必要があるし、量も結構いるので。

油作りは女性がやるものだったそうです。大変!
その後、シーソーみたいな足踏み式のものができ、それから水車の粉挽きのような半分自動化されたような装置になったとか。

やっとこのぐらいの細かさになりました。これを一度ふるって、大きい粒はやり直し。

加熱します

せいろに入れて5分間蒸します。

油圧式絞り機へ

熱いうちに絞り機にセットします。
急げ〜

2tの力でぎゅーっと絞ります。

じわじわ出てきた!

たくさん絞れました

絞りたての油がこれ。
重さにして、実の20%の油が取れるそうです。

この時の計算だと24%取れていて、「いっぱい取れちゃった♪」と思ったのは間違いで、これは蒸した時の水分も含まれているからで、この後、ちゃんとした製品になるには精製工程が入ります。

椿油、どう使う?

絞りたての油で明日葉を炒めていただきました。
とても美味しかった✨

椿油=ヘアケア・スキンケア、とばかり思っていましたが、オレイン酸たっぷりの食用油でもあるのです。

濁っているのが絞りたてのもので、クリアなのが精製されたもの。
この小瓶以外にも、余った油をいただけたのですが、未精製なので1週間ぐらいで使ってください、とのこと。

椿油で天ぷらでもすればすぐに使えるのだけど、ちょっともったいないし揚げ物は面倒。

ならば、バターの代わりに椿油でお菓子作ろう!と、いくつか作ってみました🌟

チョコレートケーキとかチーズケーキとか。
油自体は少しクセがある(特に絞りたて)のですが、お菓子になってしまえば何も気付かないレベルで美味しくできました。

まだ少し残っているので、他にも作ってみます!