東京都板橋区のお菓子教室 Atelier “comme tu veux” (アトリエ コム テュ ヴ) です。
レッスンでは、ホームパーティーや手土産にもぴったりな、おいしくて華やかなお菓子をご紹介しています。
小川軒2つ、六花亭を食べ比べてみました。
今月のレッスンメニューがバターサンドなので、いろいろなお店のバターサンドを食べ比べしています。
バターサンド(レーズンサンド)といって真っ先に思い浮かぶのは、このどれかではないでしょうか?
まずは小川軒
コルドンブルーで教わっていたシェフが小川軒で働いてらっしゃったというので、以来、レーズンサンドも出している高級洋食屋さん、というイメージしかなかったのですが、今になってやっと「小川軒」は4つあるということを知りました。
今回入手した、御茶ノ水、新橋・目黒以外に、代官山と鎌倉があるそうです。
サイズ感はどちらも一緒。重さもほぼ一緒。(38g & 39g)
御茶ノ水の方が焼き色が強め、ピケの穴が目立ちます。
新橋・目黒の方がサブレが厚い。
開いてみると、見た目にはあまり大差ないかな?
クリーム<レーズン な感じ。
食べてみました。
まず感じるのが、御茶ノ水の方がラムが強い。
クリーム単体はほぼ一緒。
サブレは新橋の方がサクサクで甘みを感じる。
でも、サブレの食感については、御茶ノ水の方が作ってから日が経っているので水分が回ってきてるのかなとも思います。数日前はもう少しサクサクだったような?作られてから同じタイミングだったら、サクサク感は同等だったかもしれません。
原材料を見ても、決定的に大きな違いはないようです。
私はとにかくサクサクが好きなので、この状態においては新橋・目黒派ですが、作りたてだったら御茶ノ水のラム感も好き。
六花亭のマルセイバターサンド
次は北海道から。
小川軒の後に食べると、真っ先に感じるのは、サブレのしっとり(ねっとり)さと、クリームのホワイトチョコ感。
サブレは購入日に食べてもしっとりしてたので、これが標準なのでしょう。
フィリングはレーズンとクリームを予め合わせてあります。
小川軒よりもクリーム比率が高い。
繰り返しになりますが、歯ごたえがほしい私の好みから言うと、六花亭はしっとりすぎました・・・。でも、冷凍して固い状態にすれば結構好き。
原材料を考察
小川軒はサブレにもクリームにもショートニングを使用。サクサクの一因。
クリームもどことなくショートニングを感じられました。
六花亭は、ローマッセ(マジパン)や米粉がサブレに入っているようで、これがしっとりさを生み出す一つかなと思いました。
ちょっと入手しにくい
どれも思い立ったら買えれば嬉しいのですが、デパートに常設されてたりはしないので、それゆえの特別感もありますね。
この3つだと、六花亭はデパートやスーパーの北海道催事でよく見かけるので、案外出会う確率が高いです。
新橋・目黒の小川軒は、デパートへの数日の出店を狙って行きましたが、常に大行列ができてました。
御茶ノ水はネット販売もありますし、私は近所のスーパーに定期的に入るのを買いました。私の場合は、これが一番入手しやすい。
目黒店の数量限定っぷりに比べると、だいぶ数が多いのかなとラベルを見ると、製造所は御茶ノ水から遠く離れた新潟の別会社でした。
ここだけが腑に落ちない。御茶ノ水で作ってたのではないの〜?!という、ちょっとした落胆。御茶ノ水の店舗で買っても同じなのかな?
美味しければそれでいいのですけどね。
ふぅ、長くなりました。
また次回、これとは別のバターサンドについて書きたいと思いますので、お楽しみに!