ピンクのハートショコラ

ルビーチョコレートを使って、ハートのボンボンショコラを作りました。

ピンクがかわいい!

ルビーチョコレートとは?

ルビーチョコレートは数年前に世に出た第4のチョコレート。
名前を知っている方はもうだいぶ多いかと思いますが、詳しく何なのか?何でピンクなのか?というところまでご存知の方は少ないかもしれません。

ルビーチョコレートを開発したカレボーによれば、こういうものだそうです。

カカオ豆に自然に含まれる特別な成分が、類まれな濃いピンク色とフルーティーな味わいをチョコレートにもたらすことを発見しました。

特定のタイプのカカオ豆、それがすなわち「ルビーカカオ豆」。

ルビーカカオ豆としての特質を決定づけるのは、豆の種類や産地ではありません。重要なのは豆の中身。自然の力によって生まれた貴重な前駆体の有無によって、加工過程でルビーチョコレー トならではの色と味わいが現れるかどうかが決まるのです。 これらの選び抜かれた豆のみを使って、ルビーチョコレートは作られています。

正直、一度読んだだけでは全然頭に入ってきません(笑)
でもきっとそれは、これまで馴染んできた、チョコレートは白か黒というイメージからはピンクが全く想像できないからだと思います。

何度も読んで噛み砕いてぼんやり理解できるルビーチョコ。
乱暴に簡潔に言えば、とにかく、ルビーカカオ豆から作られたチョコレート、というわけです。

扱いが繊細なルビーチョコレート

ルビーのお味ですが、ピンクから想像しやすいベリー系の酸味があります。(ほんのり)
ベースはホワイトチョコ。

せっかくなので、中のガナッシュもあまり余計なものは入れないでルビーが全面に出るように作りました。
ただ、この通り、ガナッシュは変色してしまうのがちょっと残念なところ。

きれいな発色を保つにはPH値の調整が必要で、このガナッシュも少しレモン汁を加えて酸度を高めましたが、このくらいの色味です。

シェルがルビーそのままの色なので、この場合ガナッシュはこれでもいいと思いますが、単体で何かと混ぜて使う時にはルビーチョコだとは気付きにくい色合いかもしれません。

ルビーチョコのお味

お味はどうなのかというと、そのままいただいてみると、酸味のイメージが強すぎたからか、思ったよりもだいぶ酸味は弱く、ほんのり感じる程度。

ガナッシュも然り、乳感も加わることで余計にホワイトチョコに近くなっている気がしました。

なので、私としてはシェルをルビーにして、ガナッシュはより強くベリー系の酸味を出したいところ。
だとすると、それはルビーではなくてホワイトチョコでもいいんじゃないか?という・・・

本当に個人的な感想ですが、このピンクをそのまま活かしたい時以外は他のチョコレートで良いような気がします。

ピンクのチョコつながりで、ヴァローナからいちごを練りこんだ酸味の強そうな製品が出ているので、今度はそれを試してみようと思っています。